CROSS MEDIA GROUP
「情報価値を最大化する」ーメディアを通じて成長をサポートするプロ集団ー

ITの発展によりメディアやコンテンツが身近になり、人に会わずともコミュニケーションが取れるようになった。世の中に発信することが手軽になった一方で、問題投稿が広範囲に瞬時に拡散し、悲惨な事故に発展するなど思わぬ社会的な問題も浮き彫りになっている。このような時代に、「編集力」でビジネスを変えようと取り組む1つの企業がある。

メディア・コンテンツを通じて、人や企業の成長をサポートするプロフェッショナル集団を率いる経営者に迫る。

クロスメディアグループ株式会社

小早川 幸一郎

 

企業理念

「メディアを通じて人と企業の成長に寄与する事業を行い、 社会に新しい価値を提供する」

 

主要事業

出版事業、マーケティング支援事業、デジタル事業、アクティブヘルス事業

 

自己紹介

あすか出版社でビジネス書の編集繍者として経験を積んだのち、29歳の時に独立し、クロスメディアグループ株式会社設立。「メディアを通じて人と企業の成長に寄与する事業を行い、 社会に新しい価値を提供する」をテーマに事業を行っている。また、エンジェル投資家コミュニティSEVENの書籍「投資家と起業家」を出版した。


やる気を引き出すのではなく、自ら育つ環境作り

星野:若者が企業への就職時に成長環境を重視している傾向がありますが、御社での取り組みを教えてください。

小早川:私たちは働きやすさを重要視していますが、「働きがいのある職場」を目指して組織体制を作っています。 ベンチャー企業は、若さと勢いが重視されがちですが、私たちは17期目なので基盤はしっかりできていると思います。

星野:具体的な事例はありますか?

小早川:そうですね、弊社では若い人に決裁権を渡すことで風通しをよくしています。現場に決裁権を委ねることで、自発的に行動しチャレンジする人が増えます。年齢関係なく、自分でどんどん企画・実行し、成長したい、挑戦したいと思っている人に最適な環境です。

星野:なるほど。決裁権を委ねることで、社員一人一人に責任も生まれ、プロ意識が高まるということですね。御社で働く際の魅力や特徴を教えてください。

小早川:その道の第一線を走る方の著書を作っているので、第一線のプロの話が聞けたり繋がりができるという利点があります。 OJTがメインですが、今Off-JTも一緒にやっています。

若者の自発的な姿勢が、事業成長へ繋がっている

星野:企業の成長戦略などは、どのように取り組まれているのでしょうか?

小早川 心理的安全性を大切にし、思っていることを言いやすい環境にしています。

例えば、 毎週月・水・金曜日9:30からの朝会で、仕事内容の共有をします。その後に違う部署の5、6人と話せる場も設けています。

星野:オンライン化が進んでいる中、自ら出社し社員同士で対話をしているんですね。

小早川:そうですね。やはり対面でしか得られないコミュニケーションは大切だと思います。大企業だと話が上に通らず、不満に思うこともあるかと思いますが、私たちは「若い人にもっとやってほしい、面白いことやってほしい、言われたことだけでは面白くない」と考えているため、逆に若者に仕向けてやっています。

星野:それが事業の成長につながっているんですね。

小早川:はい。若い人はやはり賢いと思います。「最近の若者は‥」と昔から言われていることですが、それを補うくらい賢いです。私たちが試行錯誤や失敗してきたことを情報として得られるので、器用に仕事をやっていると感じています。最近では、自発的に8時前に出社して仕事をしている勤勉な若いメンバーが多いですね。

星野:若い世代に対して理解がある企業が少ない中で、企業の未来を若者に託しているのは素晴らしいことですね。

メディアの情報価値を最大化する

星野:続きまして、クロスメディアグループさんではどんな人材を求めていますか?

小早川ビジョンにフィットし、元気で明るい人が前提です。 また、ポテンシャル採用を考えています。

星野:ポテンシャル採用はどのような基準で行われていますか?

小早川:美大・芸大などに通う学生さんの「デザインスキル」 や、工学部や理学部の「プログラミング」などです。海外の大学に通われている語学が堪能な人も嬉しいです。ただ、専門性がなくてもセンスを感じる人で自発性があり、勤勉な姿勢で仕事に取り組める人であれば活躍する場所はあると思います。 一方で、自分自身のモチベーション、セルフマネジメント能力が低いと戦力にならないと感じています。

星野:企業としてはどんな未来を描いていますか?

小早川:今後の企業戦略の一つに「MaaS」を掲げています。これは、メディア・アズ・ア・サービスと呼んでいます。SaaSはソフトウェア・アズ・ア・サービスのような形で、弊社の「MaaS」では、情報発信(メディア)の情報価値の最大化をしようということをこの言葉で表現し、そこに紐づいた事業を展開していきます。

星野:なるほど。具体的にどんな人と一緒にそのビジョンを叶えたいですか?

小早川:前述した通り、挑戦する意欲を共有でき、ワクワクできる人が好ましいですね。

星野:ワクワクするかどうかも選択の理由の1つになるんですね。

小早川:私たちの会社は、出版業に留まらず、社内の風通しもとても良いので様々なことに挑戦できます。 私たちは16年間リストラ無しの経営をしています。ご縁があって働いているので、みんなを家族だと思っていて、これが弊社の掲げる「人間的主義的経営」の根本になっています。お互い敬意を持って接する関係でいたいので、このコンセプトに共感してくれる人は大歓迎です!なので、優秀でもこれができない人は求めていません。

星野:周りの社員の方を大切にする事で、社員さんの活力も社風も風通しの良い環境であることが伝わりました。今回はありがとうございました。


◉OJT:On the Job Trainingの略。職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法のこと

 

◉Off-JT:Off the Job Trainingの略。職場を離れて行う人材教育のこと

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